ヒトリエが3人体制になって初めて新曲をリリースした
3人でのライブは去年からツアーで、今年に入ってからは配信で何度が見てきたが、3人で作った曲はwowakaが亡くなった後初めてだった
ずっとヒトリエを聴いていたリスナーは良い意味でも悪い意味でもザワついていたと思う
もちろん楽しみなのには変わりないけど、やはりwowakaが居てこそのヒトリエだから新曲は…って思う人も少なくなかった
私も楽しみな方面でどんな音楽になるのか1人ザワついていた
そして12/7午前0時、新曲「curved edge」リリース
以前ヒトリエ名義で全く別の曲が配信される事件があったため、公式LINEからのお知らせを確認してから聴いた
1回目聴いた感想は「ヒトリエだな」だった
当たり前のことだけど、確認という意味でそんな感想が思い浮かんだと思う
そして次に思い浮かんだのが「進んだ」だった
wowakaさんは2018年のCDJで「俺は人間を諦めたくない。そんな歌を歌っていきたい」と「ポラリス」を演奏した
ポラリス以前のヒトリエはどこか機械的で少女のようなメロディと歌詞が特徴的だったと思う
人間離れした超高速ロック、敷き詰められた言葉こそがヒトリエらしさであり、ボカロP時代のwowakaさんの特徴でもあった
だがポラリスの締めくくりはこうだった
また一歩足を踏み出して
あなたはとても強いから
誰も居ない道を行ける
誰も居ない道を行ける
ヒトリエとしてのwowakaが一歩誰も行かなかった道(音楽)にたどり着くと私は捉えた
人間として音楽を作り続けた先に何が待っているのか
楽しみだった
それから2年弱
wowakaさんが居ないヒトリエがまた改めて一歩踏み出した
シノダさんが作った新曲はヒトリエでありながら、「このまま進むべきか、どう進むのか」という葛藤を書いた人間味のある歌だった
また一歩足を踏み出して
誰も居ない道を行けヒトリエよ