アクセル全開周りは気にするな

夜勤明けにも関わらず全く眠れる気配がないからBUMPのaurora arkのライブを見てしまっている勢いのまま先日の25周年記念ライブ「Silver Jubille」のことを思い出しながら語ってしまおうかという記事です

 

 

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行ったのは初日の7/2

会場は前の20周年記念ライブと同じ会場の幕張メッセの9-11ホール

CDJや1-3ホールでのライブ(Pathfinderのこと)を経験すると狭く感じるステージだけど、何故か彼らはここでやりたがるんだよな

 

ココ最近個人的に物販をガチに並ぶことはほとんどないけど、やっぱBUMPは特別だから買うことにした

いつもならどこかのホールを貸切って会計場所が20箇所以上ある「フェスかよ」と思わずツッコミたくなるくらい沢山あるし、並ぼうものなら普通に1時間以上かかっていたけど、今回はコロナの関係で事前に申し込んで整理番号順に並ぶ形式

そのおかげか呼び出されてから10分後には物販会場から出ることが出来た

むしろ物販あとに見られるフォトブースの方は30分以上待つんじゃないかというくらい並んでいたので断念

1人で並んで撮る人もいたけどちょっと私には厳しかった

 

 

ホテルへ早めにチェックインして開場時間に再び幕張へ

会場に入るといつものあのバンドの看板がお出迎え

ここでやっと「今日はBUMPのライブなんだな」と実感が湧いてきた

入場がものすごい混んでいたせいか、ライブは15分くらい押してスタート

6年前のライブと一緒のSE、THE WHOの「A Quick One While He's Away」が流れ出す

手拍子と共にメンバーが登場してくる

そうして始めた最初の1曲目は「アカシア」だった

全BUMPファン待望、というか恐らくあの映像を見たポケモンファン待望の生アカシアだっただろう

歓声がなくてもその期待値は目に見えた

次の「Hello, world!」では藤原基央が合間に「会いたかったぜ!」と叫んだ瞬間、私の謎スイッチが入り号泣してしまった

4人に会えたことが嬉しかったのもそうだし、そうやって藤くんがいつも通り私たちに声をかけてくれるのが嬉しかったんだと思う

 

3曲目天体観測では例のあの呪文とか大サビで歌わせるところは空けないんじゃないかと思っていたらいつも通り空けてきた

あとのMCでその事について話していて「いつか歌える日のために空けておく。学校で休んでいる友達の席みたいなんもん」とのこと

さすが俺たちの藤原基央!と思っていたら「うっかり俺が歌っちゃったらそれはその友達の席に間違えて座っちゃったやつだ笑」と笑わせてきた

ホントにこの人40代後半か?と思う茶目っ気

 

天体観測のあとは「なないろ」と続き「新曲中心かな」と思いながら待っていると迎えてくれたのは「宇宙飛行士への手紙」と「arrows」だった

arrowsのイントロが始まった瞬間変な息の吸い方をしたくらいには驚いた

最後に披露したのは恐らくorbital periodのツアーだったはず

まさかお目にかかれるとは

あと宇宙飛行士への手紙は高校時代散々聴いた私の思い出深い1曲

「誕生日に当時付き合っていた彼女が藤くんの画像に宇宙飛行士への手紙の歌詞を付けて送ってくれた」というどうでもいいことを思い出していた

 

ライブ終盤、オレンジ色のライト共に「リトルブレイバー」をやり、不穏なギターイントロが始まり「なんの曲だ?」と考えているとなんと「乗車権」だった

歌い初めまで何の曲か検討もつかなかった

勝手な思い込みだけど、この不安定な時代をその曲で体現しているようにも聴こえた

「Aurora」ではあまり見慣れないチャマの手拍子の煽りがあった

数年前じゃ考えられなかった

皆で手拍子をする曲はいくつかあったけど、元々そういう曲じゃない曲で手拍子をするなんて

尖りきってた藤原基央にあの光景を見せたらなんて言うかな笑

 

「あと何曲かで終わっちゃうんだ」といつもの流れならここで「えー!!」と観客から残念がる声が聴こえるが、今回ばかりは声が出せないので反応に困っていると「いつもなら言いたいとこだよね笑。俺も思っている以上に感極まってて、すごく楽しくやらせてもらってます」と続けた

ラストは「ray」から始まり、ヒデちゃんのドラムソロから入った「オンリーロンリーグローリー」そして最後は「メーデー」だった

『再び呼吸をするときは 君と一緒に』のとき藤くんは私たちを指さした

その仕草は時代のせいか、より一層意味が込められていたと思う

 

アンコールは「古い曲もやったけど、新しい曲もやりたいです」と言って「クロノスタシス」の演奏へ

どういうノリ方をしていいのか分からない感じが「ザ新曲」って感じがした

そんな最新のBUMPのあとに藤くんは突然「今やったクロノスタシスの前がSmall World?で…合ってるよね?」と近年リリースした曲のリリース順を確認し始めた

何事かと思っていると「それらよりも前に書いた曲があって、まだどこにも出てないんだ。その曲をやります」とマジの新曲がはじまった

まさかここで新曲が来るとは到底予想出来なかった

曲名は「木漏れ日と一緒に」

初日に発表しなかったのは単純に忘れていただけだそうだ笑

タイトル通り、木漏れ日みたいな優しいメロディに後半は大きく印象が変わる展開を見せた、本当に新しいBUMPの曲だった

「知らない曲やって『終わります』じゃ終われないので…笑。一番歴史が古い曲、結成記念日にはやるか!ってなる曲です」と話し、勢いよく放った「BUMP OF CHICKENのテーマ!」にはこれまで我慢していた観客からは思わず声が漏れそうな盛り上がりだった

 

ライブが終わり、藤くんがいつも通りステージに残りMCを始めた

 

「本当は2月の結成記念日にこのライブをやりたくて、本当はもっと前からやりたかったんだけど、延期になっちゃって、絶対にみんなにこの誕生日に出席してもらいたくて、あきらめきれなかった」とこのライブが開催された心境を話した

そして「君たちが見せてくれる未来があります。俺は1人でスタジオで曲を作ってるときも『この曲は未来につながる』と思ってます。それは君たちが教えてくれた、宝物みたいな経験です」と熱く語った

 

今ちょうど見ているAurora arkの最後のMCに差し掛かっているのでそれも踏まえて今回の感想を話そう

 

「未来は何があるかわからないし、つらくてしんどいときが来るかもしれないけど、そういうときに力になれるように。今日の歌声を思い出せなくても、俺たちが歌って思い出す手伝いをするよ。どこにいようと俺たちの音楽はお前のことを絶対に1人にしないから」

 

奇しくもこのライブの翌年、2020年は誰しもが辛くてしんどい年になったしまった

あらゆる行動が制限されて、楽しみは奪われ、仕事どころかまともに生活することすら困難だった

私も新卒で遂に就いた憧れの職業はモロにその影響を受けた

人間関係も良くなると思っていたがどんどん良くない方向へ行き、最悪の形で終わりを迎えてしまった

 

「もう嫌だな」「こんなのがいつまで続くんだろう」「何も楽しくないよ」

 

そんな事で頭いっぱいになっている中、BUMPが約1年ぶりに新曲を発表した

それが「Gravity」だった

配信されてすぐ聴き、聴き終わると号泣していた

 

「一緒じゃなくても 1人だったとしても また明日の中に 君がいますように」

まさにあの日のMCの「1人にしないから」を有言実行させるような一節だった

 

「そうだ、私にはBUMPがいる」

 

どう足掻いても1人で頑張らないといけなかったけど、そのときGravityが手を引っ張って「大丈夫、俺もここにいるから」と言ってくれているようだった

 

そうやって私もBUMPもいろいろあったけど、どうにか生き延びて7/2を迎えられた

本当に、本当にありがとう

また会える日を楽しみにしながら生き延びるよ

 

最後だから欲を言うと今年の末にアルバム出して、来年春からツアーしてくれ~~~~~

そのツアーのラストでGravityやってくれ~~~~

 

以上です