あいみょんに会いたい

11/5あいみょん弾き語りライブ「サーチライトin阪神甲子園球場」へ

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以前「あいみょんになりたい」というタイトルであいみょんのことを書いたけど、実際のところあいみょんは「めちゃくちゃ知識豊富な訳では無いけど金曜ロードショーでやってたら必ず見ちゃうハリーポッター」くらいだった。

ただたまたま、このライブを発表するインスタライブを見てて、当然の事ながら甲子園でライブやるのすごいとも思ったが、「この規模で1人とギターだけのライブ」が今後あいみょんを除いても見る機会がないんじゃないかと思いチケットを取った

絶対に行きたかったのでファンクラブに入り保険で夏に出たアルバム「瞳へ落ちるよレコード」の予約者先行のためにアルバムも予約する力の入れよう

まあファンクラブ先行で取れたのでよかった

 

甲子園にはいつか行きたいとは思ってたけど、それは高校野球の話でまさかライブで行けることになるとは

 

大阪駅から大阪梅田駅への行き方に苦戦しながら甲子園へ到着

会場の外はデカいあいみょんのバルーンやフラッグで飾られていてプロ野球の試合前のような空気感だった

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グッズも欲しかったけど着くのが遅かったせいか警備員から「今から並ばれても開演に間に合わない可能性があります」と言われたので早々に会場入り

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甲子園はとても広かった

テレビで見ていた5倍は広かったな

今日ここであいみょんが1人でステージに立つと思うと私も何故か緊張した

 

開演の17時からちょっと押してライブがスタート

バックスクリーンには誰かが甲子園のマウンドに向かう映像が流れていた

誰もが「あいみょんか!?」と思っていたが、アップされて映っていたのは笑福亭鶴瓶だった

そういえば鶴瓶師匠も西宮の出身だったな

あいみょんが西宮に帰ってきたんですよ!みんなで褒めたろ!」と語ると暗転し、あいみょんが登場

なんと一塁がベンチから野球選手の如く元気よくでてきた

アリーナの客席をぬけてステージに立ち始めたのが「憧れてきたんだ」

「あなた達が見せた芸術で私が変わったんだ  憧れ憧れて憧れてきたんだ」

西宮で培った10数年と上京してからの7年を地元に持って帰ってきたような1曲目

私はもう見とれるしか無かった

「本当に弾き語りを甲子園のど真ん中でやってる!」

あいみょん自身どころか音楽史に残る歴史的ライブが始まった

 

2曲目は「ハルノヒ」

3年前に公開されたクレヨンしんちゃんの映画の主題歌で、個人的にはあいみょんに興味が湧いた1曲

子供向けのアニメ(映画のしんちゃんはそうじゃないかもだけど)だからあからさまな無理やり明るい曲ではなく、映画のテーマ(その年の映画はヒロシとみさえがテーマだった)に寄り添う歌詞で、原作ファンの私としては完璧な主題歌だった

 

3曲目の「ジェニファー」が終わるとあいみょんから「甲子園球場にお集まりの皆さん、あいみょんです!」と挨拶

「ホントにすごい!」と何度も言い、「西宮まで来てくれてホンマにありがとう!」と感謝を伝えた

 

その後は「愛を伝えたいだとか」「3636」「ら、のはなし」と続けた

始まる前に「あの曲の弾き語りとかどうなるんだろう」とイメージが湧かないものが何個かあった

あいみょんの曲はPOPな曲調からファンクに近いものまで幅広い

それをアコギ1本で表現していくのは制限があるんじゃないかと思っていた

特に「3636」はかなりメランコリックだったが、見事に弾き上げていた

楽しむというより感心してしまう

 

「次の曲の頭、みんなの手を借りてもいいですか?」と言って始まったのが「満月の夜なら」

空を見上げると、残念ながら満月ではないが綺麗な月が浮かんでいた

前日まで軽く雨が降っていたので、ちょっと不安だったがこの日は天にも恵まれていた

続く「さよならの今日に」を歌うと、ステージからはサーチライトが天に向かって伸び、「裸の心」を弾き始める

これには観客からも「おぉ…」と思わず声が漏れてしまった

 

ここで第1部が終わり、「お色直しをしてきます!」と言い一塁ベンチへ戻った

30分ほどの休憩中にはクイズ大会やあいみょんが福女選びや女優に挑戦する映像が流れたりとプロ野球のイニング間のイベントのように楽しませてくれた

 

第2部はポップな曲調とは裏腹に歌詞が過激で、某ラジオ局からNGが出たという都市伝説があるインディーズ時代の代表曲「貴方解剖純愛歌~死ね~」でスタート

2曲目の「マリーゴールド」に続いて、太陽の塔の前でいつかライブをやることを夢見た「tower of the sun」へ

あいみょんは曲中思わず涙ぐみながらも歌い上げた

「地元の甲子園球場の景色を見ながらこの曲を歌うのは、自分の中でグッと来るものがあるし、救われた気持ちになりました」と語った

 

中盤は8月に出たアルバム「瞳へ落ちるよレコード」から「姿」、実家で書いた最後の曲だという「生きていたんだよな」を演奏

そして「弾き語りでやるのは初めて」と言っていた「マトリョーシカ」と続き、「この曲で今の事務所に声掛けられた」という「分かってくれよ」ではサビ前にキーを見失い「やり直させて!」とサビからやり直すハプニングも

「何が分かってくれよだよ(笑)」とあいみょんらしくこのハプニングも楽しんでいた

 

「あと3曲なんですよ」と言い、観客から「え~」という声が上がり「やっぱそう思う?」と観客とのやり取りがあり、今日のために書いた新曲「サーチライト」を披露

「サーチライトどこまでもどこまでも照らしていてこの瞬間の特別を演出してお願い」という歌詞が会場中この日グッズとして売られていたペンライトやスマホのライトでキラキラ輝いている光景がリンクしていた

 

「みんなは私を幸せにする天才やな。最高な夜。グッドな夜ですね」と始めたのは「GOOD NIGHT BABY」

もう終わってしまうんだなとしみじみしてしまった

 

「もうひとつ願いが叶うなら、みんなの歌声がここで聴けたらなと思ったけど、きっとまたみんなの歌声が聴ける日が来ると思うので、またいつか甲子園に帰ってきたいです」と話して最後に披露したのは「君はロックを聴かない」

スタンド全体が明るくなり、あいみょんの歌声と手拍子が鳴り響く、ライブの終わり方としてこれ以上にない締めくくりで、この日のライブが終了

 

「大きな拍手ときれいな光、全部忘れません。まだまだ未熟なことばっかりで、悔しいことも悲しいこともいっぱいあるけど、こうやってみんながいる景色を見られることが1番幸せで、音楽やっててよかったなって、西宮というこの街でシンガーソングライターになることを夢見てよかったなって思います。今日は本当にありがとうございました!」と感謝を伝えステージを下りると「今からリリーフカーで1周します!」とバズーカでグッズを観客席に打ち込みながら甲子園のグラウンドを1周し、再び一塁ベンチへ帰っていった

これまでのあいみょんを総括するようないいライブでした

ありがとうあいみょん

ありがとう甲子園

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実を言うとあいみょんのライブを見に来るのは初めてではなかった

6年ほど前、ロックバンドのTHEラブ人間が毎年12月に主催しているサーキットフェス「下北沢にて」でスタッフをやっている時に見たことがあった

当時は全く知らないままで、たまたまあいみょんが出演するライブハウスの担当だったから見ただけでそこまで意識してちゃんと見てはいなかったと思う

後日「生きていたんだよな」が主題歌で起用されているドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか」を見て「この曲の人か!」と気づいた

 

あの頃は100人入れるか入れないかくらいの小さいライブハウス(当時のCave Be)でライブをやっていたアーティストが4万5千人の会場を即完させられるほどに成長するなんて思ってもみなかった

 

今回のライブが終わったらファンクラブは辞めようと思っていたけど、今回でより好きになってしまったし春から始まるホールツアーにも行きたいので会員は継続します

早くあいみょんに会いたい