これが最後の反撃さ

12/18 忘れらんねえよワンマンライブ「僕の大切なもの」中野サンプラザ

 

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2020年の忘れらんねえよは本来なら全国ワンマンツアーを回るはずだったが、全公演中止に

開催を粘った赤坂BLITZも配信ライブという形

1月のZeppワンマンライブから約1年ぶりの有観客ライブ

前回私が参加したユニゾンのライブは1時間きっかりの全席着席のライブだったが、今回は立ってOKの約2時間のライブでまるっきり同じとはいかないが、ある程度コロナ前と同じ形で楽しめた

腕をちぎれるくらい振って体でノって拳を上げる

9ヶ月前なら当たり前に出来てたことだったが、これが出来るのに9ヶ月もかかった

ライブ本編は柴田さんが「大切な人ができた」と言い紹介したのは最近飼い始めたチワプーだったり、「ばかばっか」でビールをサンタに扮したゲストの眉村ちあきに持ってきてもらったり、「踊れ引きこもり」では女性歌唱部分を柴田さんの実母に歌わせたりと柴田ワールドを展開

1番感動したのは「忘れらんねえよ」の合唱

普段なら観客全員でサビ部分を大合唱するのだが、今回はコロナ対策で声は出せないので心の中で合唱

聴こえるのはベースとドラムだけだったが、柴田さんが言ってた通りめちゃくちゃかっこよくて美しい瞬間だった

 

このコロナ禍で色々な制限をかけられて様々な予定が無くなったり、今まで出来たことができなくなったり、思うようには楽しめなかった

ただ彼らはそのルールの中でも楽しめる環境を作り、提供し、私たちはそのルールと環境の中楽しむことが出来た

「ルールを破るのがロック!」「縛られないのがロックだ!」と言う人もいるだろう

時と場合によってはかっこいい瞬間もあるだろうけど、ルールに背くだけがかっこよさじゃない

ルールの中で思いっきり楽しんだ方がめちゃくちゃかっこいい

コロナ対策という意味でもライブを成功させた方がめちゃくちゃかっこいい

くだらないクラスターフェスとかやってるより遥かにかっこいいよ

 

柴田さんは最後に「メンバーもスタッフも君たち(観客)もこの空間も全部俺の大切なものなんだよ」と言った

恐らくこの窮屈な時代は来年以降も続くと思う

でも柴田さんの私たちの大切なものは変わりはしない

来年も大切なものを守り続けたい

来年もがんばれ柴田!

 

 

 

音楽を鳴らし続けてくれ

ヒトリエが3人体制になって初めて新曲をリリースした

curved edge

curved edge

3人でのライブは去年からツアーで、今年に入ってからは配信で何度が見てきたが、3人で作った曲はwowakaが亡くなった後初めてだった

ずっとヒトリエを聴いていたリスナーは良い意味でも悪い意味でもザワついていたと思う

もちろん楽しみなのには変わりないけど、やはりwowakaが居てこそのヒトリエだから新曲は…って思う人も少なくなかった

私も楽しみな方面でどんな音楽になるのか1人ザワついていた

 

そして12/7午前0時、新曲「curved edge」リリース

以前ヒトリエ名義で全く別の曲が配信される事件があったため、公式LINEからのお知らせを確認してから聴いた

1回目聴いた感想は「ヒトリエだな」だった

当たり前のことだけど、確認という意味でそんな感想が思い浮かんだと思う

そして次に思い浮かんだのが「進んだ」だった

 

wowakaさんは2018年のCDJで「俺は人間を諦めたくない。そんな歌を歌っていきたい」と「ポラリス」を演奏した

ポラリス以前のヒトリエはどこか機械的で少女のようなメロディと歌詞が特徴的だったと思う

人間離れした超高速ロック、敷き詰められた言葉こそがヒトリエらしさであり、ボカロP時代のwowakaさんの特徴でもあった

だがポラリスの締めくくりはこうだった

また一歩足を踏み出して
あなたはとても強いから
誰も居ない道を行ける
誰も居ない道を行ける

ヒトリエとしてのwowakaが一歩誰も行かなかった道(音楽)にたどり着くと私は捉えた

人間として音楽を作り続けた先に何が待っているのか

楽しみだった

 

それから2年弱

wowakaさんが居ないヒトリエがまた改めて一歩踏み出した

シノダさんが作った新曲はヒトリエでありながら、「このまま進むべきか、どう進むのか」という葛藤を書いた人間味のある歌だった

 

また一歩足を踏み出して

誰も居ない道を行けヒトリエ

 

 

本物の偽物と偽物の本物

ちょうど去年読んでいるマンガのことを書いていたのを思い出したのでそのときに書けなかったマンガをいくつか紹介

 

まずは「亜人ちゃんは語りたい

 

この作品では「亜人」は「あじん」ではなく「デミ」と呼んでる

亜人と聞くと佐藤健が実写映画で主演をやったあのマンガが思い浮かぶ人もいると思うが、これはめちゃくちゃ平和

この作品での亜人は、ヴァンパイアや雪女、キジムナーなど神話やおとぎ話がモチーフになっている

例えばヴァンパイアの亜人の小鳥遊ひかりは五感が優れているが、陽の光が苦手とヴァンパイアらしい性質を持っている

他にも首と体が分かれているデュラハンの町京子や体がひんやりしている雪女の日下部雪など様々な亜人が登場する

 

この作品はとにかく設定の作り込みが半端ない

福山雅治ガリレオの如く、亜人のすべての現象に理由をつけていくのがこの作品の魅力

SF系のマンガだと不思議なことが起きたら「不思議だったね〜」という感じでスルーされたり、それがあたかも当たり前のように話が進むパターンが多い

もちろんそれらを解明するのが目的ではないのだが、なんかモヤッとしてしまう

しかしここでは徹底的にその現象の謎を解いていく

2話に渡って解説するパートもあるくらい

とにかく「不思議だったね」では済まさない

「不思議だったね」って済ましてしまう理由まで考察する徹底ぶり

たまに難しい説明もあるから読むのに時間がかかったりするが、読み応えは抜群である

 

 

2作品目は「タカコさん」

 

タカコさん 5巻 (ゼノンコミックス)

タカコさん 5巻 (ゼノンコミックス)

 

 

ドラマ化もされた「ワカコ酒」の作者と同じ方が描いている

 

人より耳がちょっといいだけの主人公タカコさんの日常を描いた非常にスケールの小さい作品

雨の日の話とかご飯の食べ方、風邪をひいた日のことなど、タカコさんがその時考えたことや周りの人との関わりあいが描かれていて、フィクションだけどエッセイに近い不思議な作品である

タカコさんの考え方に共感する部分もあってめちゃくちゃ読みやすい

 

タカコさんはどの登場人物よりも背が小さく描かれている

作者曰く、本当に背が小さいのではなく、精神的に周りが自分より大人に見えてしまう不安、心象風景を描いているとか

確かに学生の時とか学年がたったひとつ上の人でも大きく見えるし、自分より背が低い上司も自分より大きく見える時ある

だから実際のタカコさんは私とそんなに変わらないかも

そんなことはないか笑

 

でかい音じゃなきゃ意味がねえよ

11/17 UNISON SQUARE GARDEN LIVE TOUR 「USG 2020 LIVE (on the) SEAT」大宮ソニックシティ公演へ

 

今年はアレのせいでライブ・フェスが相次いで中止・延期になり、個人的にちゃんと生のライブを見るのは約9ヶ月ぶりになった

ニゾンも対バンイベントや新しいアルバムのリリースツアーも行われる予定だった

代わりに7〜8月はオンラインライブ2本とオンライン対バンイベントを行いなんとかライブをやってきた

そして先月から観客を入れての全国ツアー

もちろんガイドラインに沿ったライブなので去年までの楽しみ方はできない

それに合わせて今回のツアーのコンセプトは「ロックバンドは座っても観られる」というもの

それを間違いなくユニゾンは証明した

 

ライブのガイドラインのすぐあとに暗転し、クローバーからスタート

なんとワンコーラスをアカペラで歌い上げ、幕が上がり3人が登場

その後はいつもと変わらないユニゾンを見せてくれた

 

立ち上がったり声を上げるといったいつも通りのことはできなかったが、手を叩いたり振るのはOKだったので声を出せない分は全力で楽しんだ

ニゾンのライブはいつも約2時間が短く感じるほど濃厚なライブをやってくれるのだが、今回はツアー開催時から1時間と決められていのでいつもよりもちろん短い

曲数も12曲

だけど9ヶ月ぶりだったこともあるし、3人が去年までと変わらないライブをやってくれたおかげで充分に満たされてしまった

聴きたかった新曲、貴雄のドラムアレンジに田淵

オンラインライブの時から溜まっていた生で見たい気持ちも全部発散された

たった9ヶ月で環境は変わってしまい、私自身ちょっと出かけるにも色々気にしてしまったり、今回も色んなことを気にするようになりすっかり変わってしまったが、ライブ終わったあとに「明日もがんばろう」という気持ちが湧いてくるのは変わらなかった

 

リリースツアーも改めてやるとのことなので一層この窮屈な時代を生き抜こうと心に決めた

早くフルのライブが見たい

そしてそのライブが今回の制限があるものではなく今まで通りのライブに戻っていることを願う

 

ver23.5.20

ディズニーランドに行ってきたf:id:massy4:20201018012148j:image

シーにはちょくちょく行ってて、今年も行ってたけど、ランドはおよそ2年半ぶり

 

ディズニーリゾートもコロナ対策で色々やってて、人気アトラクションやグリーティングも混雑を避けるために抽選制になってた

私達も抽選に挑むも、6つほどあった抽選全落ち

ひとつくらい当たるだろ!と思ってたのでビックリ

でも代わりに色んなこと起きた

 

始めにスターツアーズ

スタウォーズの世界を体験できるこのアトラクション

いくつかのコースに別れるんだけど、エピソード7〜8が特に好きだった私たちはレイとカイロレンが登場して大興奮

その後すぐにモンスターズインクのアトラクションに乗ると、最後の最後にアトラクションが停止して、降りて出入口に戻ることに

普段見れないとことか、案内してくれたキャストさんが絶対見つけられない隠れミッキーを教えてくれたりと貴重な体験をした

それのお詫びにファストパス的なものを貰えて、ビックサンダーマウンテンで使ってみると、待ち時間30分のところなんと3分で乗れちゃいました

すれ違ったJKが「ファストパスってあるんだね!」と話してた

午前中シューティングガレージ(いわゆる射的)に挑戦したら7発明中

姉に至っては10発達成と思いきやどこかで外していたのに気付かず9発

夕方頃再び挑戦

2回やる前提で1回目をシークレット的狙いでネズミ狙ったらなんと1発目で命中

そのあともシークレットがあると言われている酒瓶をバラバラに狙ってたけど、全部命中、見事シークレットと10発達成

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気持ちよかった

夕食は大好きなクイーンオブハートへ

ここのハッピーアンバースデーのケーキがずっと食べたくてこの日ついに食べた

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めちゃくちゃ美味しかった

メインを食べたあとに食べたから15分ほど放置してたのに生クリームがちゃんと美味しかった

あとかわいいめちゃくちゃ

 

 

ずっとハイライトみたいな日だったな

久しぶりに何も考えずに楽しめた

いろいろあったけど生きていくの頑張れる気がする

気持ちも切り替えて

 

 

バイバイ私の愛しい人

よろしく私の親愛なる友人

 

死にたくなるしょうもない日々

今年に入って著名人亡くなること多いよね

コロナにかかってなくなる人もいれば自殺で自ら命を絶つ人

特に三浦春馬が亡くなったと聞いた時は衝撃的だった

三浦春馬のドラマで好きだったのは多部未華子と共演してた「僕のいた時間」

どう終わった覚えてないけどすごい印象的だった

当時付き合ってた彼女も見てて、その彼女から三浦春馬の役の名前で呼ばれたりしてたな

志村けんもコロナで亡くなり、最近は竹内結子さんも自殺した

そんなニュースをよく見るようになって、死について考える機会が多くなった

 

まず自殺ではない死

病気とか事故死とかの死

そのとき誰が悲しんでくれるか、自分は何を考えているかと考える

家族はもちろん悲しむだろうし、私も成し遂げてないことがあれば後悔しながら息絶えてしまうと思う

友達は?あの人は?

友達といっても私は誰かと頻繁に会う人ではなかったし、特に今の時代は誘いずらさもある

大学からの友人も今はインスタやTwitterで生存確認し合う程度

自分が死んだことをどう知らせたらいいのかとかも考えた

死ぬまでに余裕があるなら家族に連絡するようにお願いして今までの感謝の気持ちを伝えてもらうだろう

じゃあ事故で即死した場合は?

来週会う約束してたのにどうやって会う相手に連絡してもらおうか

スマホは鍵かけたままだし

でもそういうサービスあるのかな

Facebookは故人のアカウントを引き継ぐサービスがあるらしいけど

それがあるならそれ利用してもらいたい

ないならどうしよう

遺書でも書いておこうかな

スマホのロックナンバー、連絡して欲しい人、送ってほしい文章

考えることがもう終活だな

まあ万が一があるし、気が向いたらでいいからちょっと書いてみよ

 

 

次に自殺について

これは本当に難しいよ

最近よく「残された人の気持ちを考えると…」っていう意見をよく目にする

気持ちはすげえわかる

喪失感とかそういうレベルの感情じゃないもんな

ただ彼らが死ぬ間際にそれを考える余裕はあったのだろうか

選択肢がそれしかなかったが故の結果なのであって、思いとどまれるほど気持ちに余裕はなかったんじゃないかな

私も自殺するってなったらそうすると思う

もう今が辛くて明日以降のことなんか考えられない

今日生きるので精一杯

耐えられない

そうなったら周りのことなんて考えてる余裕ないのでは

電車に飛び込んで自殺する人っててそうでしょ?

賠償金が億単位になる可能性もあるのに飛び込んで死のうとするんだよ?

考えられん

それを知らなかった可能性もあるけど

 

勝手なイメージだけど、自殺した彼らには周りに話せる人がいなかったわけでもなさそう

もちろんそういうことを話すこともあっただろうけど、思いとどまるに至らなかったんだろうな

現に今亡くなってるんだから

その人が悪いわけでもないし、だからといって「そこまで辛いなら自殺した方がいいよ」とかも思わない

けど「もっと何とかならなかったのかな」って考える

 

私は今自殺する可能性はなくても、考えてしまう日が来ないとも言えない

そういう日が来る前に

そういう状態になりかけたとき、誰かに頼れるようになりたい

 

 

悲しみの果てに

約10ヶ月ぶりに書きたいことが出来た

いや、書きたいことならたくさんあったけど、なかなか形にならなくて断念したりしてた

 

まあ例の件ですよ

ミュージシャンの不祥事ってここ数年多いなって私個人は思ってて

ゲスのあの人に始まり、もう辞めてしまった元ベーシストとか、某ベースがめちゃくちゃ上手いあの人とか、その同じバンドのメンバーとか

そしてついにあのバンドにも来てしまったかと

 

数週間前まではボーカルが結婚して祝福ムードで、数日前にはあんな名曲も配信されて、さらにそれが主題歌になった映画が今日から公開して、このコロナ禍で仕事が激減してたであろう中でも順風満帆だったわけですよ

それなのに今日あんなことがあって全部ひっくり返った

今までスキャンダルがなかった(噂程度はあった)のもあったけど、イメージダダ崩れだよね

私個人はこの人のバンドのライブは10数回見に行ってて、あの人がどういうキャラとか分かってたから思いたくなくても「ライブはあーだったのに裏はこんな人だったのか」って思っちゃうわけですよ

しかもそれが不倫だなんて

マジで気持ち悪いよ

何してんだよ

お前のこと信じて愛してくれている奥さんと子供がいるのに、なんだよこの体たらくは

ありえねえよ普通なら

ってもっと言いたいことあるけど続けると止まらなくなるからこの辺りで

 

「もうお前のバンドの曲聴けねえわ!じゃあな!」ってほど嫌いになった訳でもないけど、しばらくは軽蔑すると思う

今後擁護する気もないけど、ずっとその事で怒りたくもない、でもしばらく怒ってやりたい

だってそうでもしないと自覚させられないでしょ

まあ本人は謝罪してるから分かってると思うけど、悪いことやったら怒ってやらんとダメでしょ

まあもちろん彼も人間だから過ちは犯すさ

でも私は「人間だから」って言葉で許すというか、片付けるのはどうかと私は思う

彼はミュージシャンなんだから、音楽で返してもらわないと腑に落ちないというか

彼が詞を書いて曲を作っているわけじゃないけども

もちろん彼のことがずっと大好きだったって人は「信用してたのに…」って絶望していると思う

私も彼のことは好きだ

おちゃらけててムードメーカーで笑顔が素敵な金髪の彼が好きだよ

でも彼を好きになったのには彼らの曲があったからだ

彼らの音楽があったからみんなのこと好きになれた

実際、私の感情がぐちゃぐちゃになるくらいどうしたらいいか分からないことがあったときに、彼らの新曲を聴いてほんの少しだけ気持ちが軽くなったし、過去にも似たようなことがたくさんあった

またいつかそんな日が来た時に救ってくれるのは彼らの音楽だと思ってる

だから今も彼らの音楽は信じてる

 

今は無理だと思うけど、彼が彼を信頼しているメンバーと一緒に私たちに音楽で返してくれる

そう勝手に思って待っていたい